前置きがめっちゃ長いです。写真のサイズはテキトーに決めたので、小さくて見えん!という方はアドバイスください。ちなみに泊まったホテルは「ホテル オリオン モトブ リゾート & スパ」です。
羽田空港に着いてみれば集合場所がわからない、なんとか航空券を受け取ってもそのあとがわからない、なんだかもう一人で行ける気がしない。一人参加は無謀だったか、このままここに居残りか……そう諦めかけたとき、天使が現れた。いつも私が困ったときに助けてくれる天使たち(フレンズさん)!
搭乗時間を待つ間、いろいろ話した。やはり自由時間が少ないことへの不満が聞かれた。空港からホテルまでが遠すぎるとも。でもそんな不満など隅へ追いやるほど、みんなDEENが大好きなのだ。みんな目がハートになっている。
搭乗してしまえばこっちのもの。このウォークマン(ノイズキャンセリング機能付き)さえあれば、空の旅も快適さ! ツアー参加者は後方の座席に固められているのか、通路をはさんで隣にフレンズさんが座っていた。話したい。だが私の小さい声は機内の騒音に掻き消されるだろう。寝たふりに近い形で目を閉じる。視覚が閉ざされると聴覚が研ぎ澄まされる感じがする。普段は聞こえない音まで聞こえる。こんなに細かい所まで作り込んでいるのだ、DEENは! よくわからない時と場所で一人感動に打ち震えた。
酔っていたら確実に吐いたであろう着陸時のフワッと感を乗り越え、那覇空港に着いた。機内を一歩出た瞬間から暑い。なんだこの蒸し暑さは。いくら梅雨入りしたとはいえ、こんなに蒸し暑いものか? しかも超晴れてるし。
集合場所に着くと、ようやく参加者の顔がわかった。ハワイイベントと違って見知らぬ人が多い。案内人(バスの運転手)に連れられて空港を出る。日差しが強い。バスは1台で通常のサイズだった。扉に座席表が貼られている。全席指定だ。羽田発着組は40人ほどか?
元気が残っているうちに隣の方とたくさんしゃべっておいた。私は5時起きでこんなにしんどいのに、隣の方は3時起きで深夜バスに乗って来たという! 愛。愛以外の何物でもない。
沖縄の景色を楽しむ時間はこのバス移動中しかなさそうなので、じっと外を見た。まばらに建つ低い建物と、工事中なのかそこらに積まれた白い岩。なんだかアメリカっぽい(※イメージです)。街路樹にはパイナップルみたいな実がなっている。生い茂る木々は(植物には無知であるが)あきらかに本州のそれとは違う。ずいぶん遠くへ来たもんだ。
バスがホテルに到着したとき(15時ちょい前)、すでにリハーサルが行われていた。やはりステージは外にあった。3階のロビーからリハーサルの様子を眺めた。ロビーの前面のガラスはただのガラスに見えたが防音性が非常に高く、ロビーの外に出なければ音は聞こえなかった。暑いとわかっていたので私は出なかった(笑)。ものすごい日差しだ。メンバーとスタッフは大丈夫なんだろうか。
カードキーやら封筒やらを受け取って解散。自由時間が限られている強行ツアーなので、1階のショップに直行しておみやげを物色。ダメだ、決められない。いつも以上に頭がぼんやりする。ショップの中を3周した頃、去ってゆく山根さんがガラス越しに見えた。
とりあえず定番と思われるおみやげをいくつか買って、なかなか来ないエレベーターを待っていたら、不意に「ライブの座席どこだった~?」とフレンズさんに話し掛けられた。
え、座席なんかいつ決まったの? 封筒の中に入ってる? この素敵なポストカードの裏? A1ってスタンプされてるけど、もしかして、もしかしちゃう席? しかし疲労でリアクションが薄い管理人だった。
部屋に着いて早々荷解き。
しばらくしてからバルコニーに出た。あっつ。日差しがじりじりと肌を焼く。海だなぁという、我ながらしょうもない感想に苦笑しつつ視線を下に移すと、会場が見えた。
リハーサルは終わっていた。そりゃそうだ、リーダー帰ったもん。座席は1列18席で9列ある。ってことは162席。このツアー、限定何百名だったっけ?(※200名)
「開場時間後に集合してください」という注意書きを読んでいなかった(あとで読んだ)管理人はさっさと1階に行ってしまった。当然誰もいなかった。時間を持て余してホテルの前に広がるエメラルドビーチへと歩いて行った。
砂浜は海へ近付くほどサンゴやら貝やらが目立ち、ジャリジャリとした踏み心地だった。打ち寄せるキレイな波を見ているとハワイを思い出す。
そうこうしているうちに開演時間が近付いてきた。ステージのスピーカーからは、なかなかの音量で洋楽が流れている。テレビカメラがたくさんある。ステージの前にはレールが敷かれ、ジローラモさんみたいにカッコイイカメラマンがカメラを覗き込んでいる。私の所までレールは延びていないから、私は写らないだろう。写らないと信じたい。
開演時間になり、穏やかな音楽とともにメンバーが登場した。笑顔だ。1曲目はDEENの夏の代表曲。その軽やかな歌と演奏に、みんな自然と笑顔があふれる。メンバー紹介を兼ねたトークでは池森さんの天然ボケが早速炸裂した。この和やかな雰囲気も「DEENらしさ」の一部だと思う。
1曲目とは一転してゆったりと、郷愁を誘う夏の曲が歌われた。音は何物にも縛られず空の彼方へ飛んでゆく。あぁ、私もあの音のように自由でありたい。(頭大丈夫かこの人)
DEENとずっと一緒に歩いてきた曲、そして最近仲間に加わった曲と続き、このシチュエーションにぴったりな曲が次々と歌われた。一つ残念だったのは雲が出てきてしまったこと。合成かと疑うほどの絶景は次回のお楽しみ?
お待ちかねの新曲は想像以上のもので、一気に心を奪われた。だが余韻に浸る間もなく現実に引き戻された。ライブが終わりに近付いてきたようだ。
メンバーはこの瞬間を噛み締めるかのように、一音一音丁寧に音を響かせた。それは祈りに近い。池森さんがこちらにマイクを向けて、みんなの歌を待つ。―― たとえこの声が届かなくとも、ずっと応援しているから ―― 想いを伝えたくて精一杯歌った。
歌のあとは起立を求められ、例のごとく踊らされた(笑)。このやりたい放題な感じ、やっぱりDEENっていいバンドだなぁ。※褒めています。
普段ではありえない景色に良質な音楽、いつにも増して砕けたトーク。とてもぜいたくな時間だった。しかしあのトーク、果たして放送に乗せられるのか!?
(ライブが終わったあとも雨は降らなかった)
日付が変わって本日のイベントは「朝食会」と「写真撮影会」。会場は2階の大宴会場。その入り口付近に朝食会の座席表が貼り出されていた。
(ななめから撮った写真を頑張って修正したが直しきれず。)
テーブルは14台、1台につき10席。うん、140人しかいないようだ! 昨日のライブは162席あった。その背もたれに座席番号が貼ってあった。だが座席番号がない列もあった。つまりなんらかの水増しが(以下略)。
8時ちょい前に扉が開かれ早速入った。場内には『君がいる夏 -Everlasting Summer-』と「千回恋心!」が流れている。
私は料理に興味がないため撮った写真はこれだけである。つまらなそうに食事してたねと、私以上に正直者のフレンズさんにあとで言われてしまったわけだが、それは「料理を皿に取りすぎた・胃痛がしてきた・コーラがないと飲み込めない」という、無表情になって当たり前の壮絶な戦いを繰り広げていたせいであると重ねて言い訳しておく。
(朝食会はバイキング形式だった。何もご丁寧に一周しなくていいと思うのだが、みんな列を崩さず一周したため、私は席に着くまで30分ほど掛かった。というかみんな、朝から食べすぎじゃないの?)
予定より5分遅れた9時5分、メンバーが登場した。スタッフに促され、じゃなかった、みんな自発的に盛大な拍手を送った。
池森さん「22年活動してて、楽器を持たずに緞帳(どんちょう)が上がっていったのは初めてですね(笑)」
しかもステージの照明は色とりどりに光っていた。立ち尽くすメンバーとの対比に思わず吹き出しそうになった。
……どうしよう、管理人の記憶がほぼない。一応覚えている限り書きますが。
田川さん「シーサーの絵付け体験とか、ほうとう打ち体験(?)とか、楽しみにしてたんですけど、ないということで(笑)」
みんなの笑い声と残念がる声が聞こえた。
山根さん「じゃあ、みなさん、僕たちに何をしてほしいんですか」
突飛な質問にみんな笑ってしまった。前の席の方々が何かリクエストしている。
山根さん「テーブルの間を練り歩く?」
それもファンクラブイベントでしょと言いつつ、山根さんお一人でどうぞという流れになった。
山根さん「僕一人で行くってわけにはいかないでしょ」
結局誰もステージから下りて来なかった(笑)。
池森さん「ここで立って見てればいい?」
みんな「わー!!」←喜んでいる。
池森さん「ずっとトークしてるとか」
そう言ってみんなを喜ばせておきながら、写真撮影のために一旦片付ける必要があるとみんなを諭す。
話の順番は完全に忘れたが、メンバーは昨日の夜、ホテルで中華料理をごちそうになったそうだ。キラキラした目で料理を絶賛する池森さん。「皆さんもぜひ食べてみてほしい。え? もう帰る? じゃあ次回、旅行で来た時に」……そんな感じのことを話したような、全然覚えていないような。
田川さん「写真撮影、楽しみましょう」
そんな無茶な!
山根さん「実は僕、右目にものもらいができてしまいまして。それを感じさせないような、とびきりの笑顔で写りたいと思います(笑)」
リーダーーーーー!!!
「以上でメンバーご挨拶を終了させていただきます」……スタッフが台本を読み上げた(台本知らんけど)。メンバーが手を振りながら去ろうとする。あ、幕が下りてきた。その微妙なタイミングに笑いが起きた。メンバーは4, 5分で去ってしまった。
朝食会は9時半終了、写真撮影会は10時開始。その間に荷物をまとめて再び大宴会場前に来たら、写真撮影会の並び順が書かれた紙が貼り出されていた。
20人ずつ撮影するのか! もっと大人数で撮ると思っていた。管理人は「はじっこの呪い」がかかっているためいつでもはじっこ(朝食会もDのテーブル)。今回も端だが、2列目の端なんてはじっことは言わない。せめて3列は欲しかった。
撮った写真は後日宅配便で送りますと聞いたのはいつだったか。聞いたときは驚いた。だってこの前(ハワイ)は散々撮られて一枚ももらえなかったもの。4ショット写真だけで十分でしょって、そんなことありません!
えーっと。撮影会は7回に分けて行われるようだ。20人×7回=140人。うん、140人しかいないようだ!
大宴会場前に集まったみんなは、やはりそわそわしている。写真嫌いで「どうしても写りたくない」と嘆いていたフレンズさんも、自身がメンバーの隣に座るとわかった途端、顔がとろけてしまった(笑)。大好きなんだなぁ、本当に。なんだか私まで嬉しくなった。
10時ちょい前、1回目の参加者が呼ばれた。ここに私が何回目の参加者か書いてしまうと顔がばれるので省略する。
順番が来た。大宴会場の中はすっかり片付いている。たくさんのスタッフがこちらを見ている。入口付近に荷物を置いて、ちょっと不安定な掛け階段を上ってステージへ。立ち位置を示すテープが床に貼られている。……もっと寄れ? まだ寄るの? そんなに詰めるの? 立ち位置の調整に時間がかかった。
これからメンバーが出てきて座るので、拍手でお迎えくださいとのこと。左手の扉に張り付いていたスタッフが扉を開けた。メンバーが出てきた。とりあえず拍手だ。メンバーが階段を上る。文字通り腰が低いメンバー。「ありがとう」の気持ちを込めて1列目の参加者と目を合わせ、低い腰のまま2列目の参加者と目を合わせる。……うぉぉぉまぶしい、笑顔がまぶしいぃぃぃ!!!
撮影は「はい、ディーン」の掛け声とともに2回行われた。「ディー」の時のニッとした顔で止まれとのことだったが、掛け声がツボってしまった私は笑いをこらえるのに必死だった。
メンバーが席を立つ。えーっと、拍手で見送ることになっていたんだっけ、確かみんな拍手してたよね。腰の低いメンバーがもう一度「ありがとう」の気持ちを伝える。不意に何かを察知して田川さんに手を振ったら、優しい笑顔で手を振り返してくれた(気がした)。「バイバイ、またね」。伝わってるといいな。
メンバーが白い控え室に戻って行った。私たちもさっさと大宴会場を出る。終わってしまった。すべてのイベントが終わってしまった。今こうして冷静になって思い出すと、山根さんも池森さんも日焼けしているように見えた。特に池森さんは真っ黒だった。リハーサルで焼けたんだろうか。田川さんは緊張していたのか、あまり目を合わせていないように見えた。
大宴会場前はにぎやかだ。写真を撮り終えた人が笑顔で興奮気味に話している。まだの人はそれを上の空で聞いている。メンバーと腕がふれあったと、はしゃぐ声が聞こえた。たぶん山根さん側だよね、幅的に(余計な推測)。写真嫌いのフレンズさんに報告を終えたところで、彼女の順番が回ってきた。緊張しきっているが大丈夫なんだろうか。さっきの笑顔はどうした。
私はなんだか気が抜けてぼんやりとしていた。しばらくすると写真嫌いさんが戻ってきた。「吐きそう」と言っている。なぜに今?? けれども幸せそうだ。良かったねぇ、うん、私も会いに来て良かった。彼女の一言がなければ私は沖縄に来なかった。素敵な思い出を逃すところだった。
できればもう少し長く沖縄に滞在して素敵な思い出を増やしたいところだったが、出発の時間が近付いてきた。私の体力の限界も近付いてきた。メインエントランスでは「はい、ディーン」の掛け声で写真を撮っている一団が。流行るかな、あれ。
雨は降っていない。
空港行きのバスに乗り込む。見送りに来たフレンズさんが手を振っている。私に振っているんだか誰に振っているんだかわからないが有難い。メンバーは来ない。そりゃそうだ、羽田発着組だけお見送りなんて、そんなスペシャル特典あるわけない。わかっている。それでもメンバーの姿を探してしまった。(ホテルは二つに分かれており、ツアー参加者が泊まった建物は「オーシャンウイング」で、メンバーが泊まった建物は「クラブウイング」だったらしい。噂だが。)
行きも帰りも同じバスの運転手さんだった。信号が赤から青に変わるまでの間、徐々に速度を落として完全に止まらないよう気を付けていた。止まった時の、あの揺り戻しが気持ち悪いんだよね。乗り物酔いがひどい私でも長時間のバス移動に耐えられたのは運転手さんのおかげだ。飛行機もそう。あんなに大きい乗り物を操縦してしまうなんて天才だ。感心と安心とで、乗り物に対する苦手意識が少し薄らいだ気がする。
なんて、DEENと無関係のことを書いてすみませんでした。帰りはそうだな……案外おみやげを買う時間があったり、飛行機の搭乗時間が遅れてフレンズさんと談笑したり、このまま飛行機が飛ばなければいいのになと思ったり。
西日がまぶしい。あと数駅で最寄り駅に着く。この、人が乗っていることをまるで無視したかのような揺れと、窓の外のつまらない景色。好きじゃない。好きになれそうにない。でも結局、これを選んでしまうんだろうな。ここで生まれ育ったから。
集合写真は6月4日に届いた。こうして見ると確かに山根さんの右のまぶたが腫れている。それでもやはりメンバーは超カッコイイのであった。