DEEN Premium Symphonic Concert -WINGS TO THE FUTURE-

2023年6月17日、土曜日。天気は晴れ。梅雨の中休み。会場は大宮ソニックシティ、大ホール。6年ぶりに書いたレポートですので、大目に見てください。

セットリスト

16時開演

18時27分終演

開演前

15時20分頃に会場に到着。開場から20分たっていたので入場を待つ人の列は短く、すんなり入れた。

そのあと手渡されたのは特典の「特製プログラム」。A4サイズの紙だ。開くとA3サイズだ。プログラムというから演奏曲目でも書いてあるのかと思ったら出演者の情報が書いてあるだけだった。そういうものなのか。そして「池森そば」のチラシが挟まっている。クーポン付きだ。俄然使いたくなる。

久しぶりの人混みに動揺してキョロキョロしてしまう。不審者でしかない。ここで不審者は目敏くCD売り場を見つけた。サ……サイン入り両面アナザージャケットだと……!? そういえば、レア特典でファンを釣ってCDを買わせるのがライブ恒例だった。

はい、買いました。『DEEN The Best DX』を買うと、そのアナザージャケットがもらえるという事で。LPサイズ。二人のサインは銀色のペンで書かれている。スタッフが「紙が薄いので折れないように気を付けてください」と言いながら渡してくれた。無傷で持って帰れる気がしない。

CD売り場の左はグッズ売り場。先行販売で買った人が多いのか、行列は短め。

私は今回2階席のため、3階に移動。2階は2階席ではなく1階席後方というトラップ。

客席に入る。久しぶりに見る景色だ。開演まで20分ほどあるため、まだ空席が目立つ。しかし2階後方まで人が座っている。案外売れている。チケット代金は1万1000円なのだが。(公演後にサイトを見たら学生チケットが2000円で売られていた。そんなに若者はいないように見えたが。)

ステージには椅子がたくさん並んでいる。何人か楽器を鳴らして調整している。ギター、ベース、ドラムは向かって左奥に集まっている。

1階の1列目には人が座っていない。カメラも見当たらない。映像を残さない事はインスタなどで事前に話していたが、やはり寂しいものがある。

開演

16時。ブザーが鳴った。しかし鳴っただけで何も始まらない。いつものライブなら暗転してすぐ始まるのに。

舞台袖から「よろしくお願いします!」という誰かの声が2, 3回聞こえた。えーっと、どういう順番で入場されましたっけ!? オーケストラの方々が楽器を持って入ってきて、オーケストラのリーダー(コンサートマスター)の先導で音を合わせた。それから指揮者の西谷亮(にしや りょう)さんが入ってきて、盛大な拍手で迎えた。たぶん。いつの間にかバンドの皆さんもいたんじゃないかな。※緊張で記憶が飛び気味。

オーケストラによる演奏が始まった。「このまま君だけを奪い去りたい」だ。今日の1曲目はデビュー曲なのか。まぁ、そうだろう。

……イントロ終わりましたけど、DEENメンバー出てきませんけど! あ、ここはオーケストラだけで演奏する感じなのか、びっくりした。気を取り直してちゃんと聴こう。

音が、これはスピーカーを通していない音なのか? 耳が音楽的な意味で悪いので的確な表現ができないが、力強くもうるさくない。オーケストラコンサートって、こういう感じなのか。できればもう少し真ん中の席で聴きたかった。

「このまま君だけを奪い去りたい」から続けて「瞳そらさないで」を演奏。ミリオンヒットコンビです。オーケストラがDEENの曲を演奏してるって、不思議でぜいたくですね。

「瞳そらさないで」が終わると拍手~したんじゃないでしょうか。レポートを書く気がなかったのでメモ帳もペンも持ってこなかった。大阪公演に行って、がっつりメモしたくなってきましたけども、行けませんけども。

ここでDEENメンバーのお二人が登場して拍手で迎えたんじゃないでしょうか。

「このまま君だけを奪い去りたい」じゃないんかーい! 予想が外れてびっくりしつつ、コンサートのサブタイトルが「WINGS TO THE FUTURE」だからこの曲なんだろうと一人納得。他にも何か意味があるのなら教えてください。

出だしが相変わらず不安定な池森さんに、逆に安心した。本物だ。ステージまで遠くて、目をこらさないとメンバーの表情が見えないレベルだけど、DEENのコンサートに本当に来たんだと実感した。

ドラムはHIDEさんだ。5年前までずっとDEENと一緒だった。私の行ったライブにはほとんどHIDEさんがいて、そして、田川さんが必ずいた。HIDEさんは戻ってきたのに、田川さんは戻ってこないんだ。もう、戻ってこないんだ。

目の前がにじむ。目の前で起きている事が受け入れられない。さすがに5年もたったら受け入れられると思って来た。でも無理だった。泣くな泣くな泣くな。また応援するって決めたんだ。離れてた5年間がどんなにつまらない日々だったか。後悔はしていないけど、取り戻すんだ、5年分を。

過去を振り払っている間に曲が2番に入りました。池森さんのエンジンが掛かって安定した歌声に。安定したらしたで、歌とオーケストラの演奏、どちらに集中して聴けばいいのか悩んで、一旦分けて聴きたくなった。

曲が終わって拍手~からのMC。「皆さん、ようこそいらっしゃいました」みたいな一言から始まったんじゃないでしょうか。「DEENボーカル池森秀一です」と挨拶して、山根さんも挨拶して、それぞれに拍手を送り、次にサポートメンバーを紹介した。

池森さん「5年ぶり! ドラム、HIDE!」
大きな拍手が起こり、「俺たちよりも拍手大きくない?」とツッコミが入った。

※このレポートのメンバーの発言はすべて記憶から生み出したものです。

池森さん「こっちも2年ぶり? 1年ぶりか(笑)。ベース、二見真典(ふたみ まさのり)! ギター、侑音(ゆうと)!」

侑音さんに対して「オーケストラの演奏に刺激を受けて、また次の作品で素晴らしいアレンジをしてくれるんじゃないでしょうか」みたいな事を言ったのはここでしたっけ? プレッシャーハンパない。

指揮者の西谷亮さんとパシフィックフィルハーモニア東京の皆様をご紹介。さすがに演奏者一人一人のお名前は言わなかった。

1曲目「未来のために」は1995年、日テレのプロ野球中継のイメージソングでしたと紹介。

ここか次のMCかで、池森さんが「歌いらないんじゃないかってくらい。オーケストラだけでメロディーが聞こえてくる」みたいな事を言った。メロディーが聞こえてくるってどういう意味だろうと会場全体に「?」が浮かんだが、とにかくオーケストラの演奏が素晴らしいという事を伝えたかったようだ。歌ももちろん必要ですし素晴らしいです。

坂井泉水さんが作詞した曲を続けてお届け。「Teenage dream」、名曲です。“また3人で”って今言わないでほしい、泣いちゃうから。

「翼を広げて」の原曲は衝撃的なイントロだが、オーケストラバージョンでも変わらず衝撃を受けるイントロだった。今回のコンサートは全体的に『DEEN The Best キセキ』の「翼を広げて」みたいな、厳かな感じになるものだと勝手に想像して来ていたので、こんなに原曲のイメージを尊重してくれるとは思っていなかった。

最後に参加型コーラスあり。いや、「コーラスもオーケストラで再現する」って、どこかのインタビューで言ってませんでしたっけ!? ノド作ってきてないよ!(※いつも) 2階席だからか皆の歌声が遠くに小さく聞こえた。いつものライブとはまた違う雰囲気。


MC。「Teenage dream」は当時「COUNTDOWN TV」のテーマソングだったと説明。「翼を広げて」は日テレのJリーグの番組のテーマソングで、1993年、東京ヴェルディの試合を放送する時に流れた曲。

池森さん「三浦知良選手がゴール決めて、カズダンス、じゃなくて、サッカー選手が腕を広げて走る……なんて言うんでしたっけ」
山根さん「飛行機のポーズ(笑)」

正式名称不明ですが、あのポーズで三浦知良選手が走っているシーンがスローで流れて、そこに「翼を広げて」が流れている光景を今でも鮮明に覚えていると話す池森さん。山根さんは「来年カズさんが翼を広げちゃいますね」と引退の話にちょっと触れた。

池森さん「当時はテレビとか雑誌……なんて言うんですかね」
山根さん「メディア」
池森さん「メディアに出てなくて。本当にいるのか、みたいな。CDのジャケット写真もデビューから10年後の『Birthday eve』まで真正面向いて写ってる写真がないんですよ。ずっとこう」

サッと横を向いてうつむく池森さん。客席爆笑。今日は爆笑トークないのかと思ったらありました。何度もサッと横を向いて当時の写真を再現する池森さん。「COUNTDOWN TV」で曲が流れても、ずっと横向きの写真だと。

池森さん「でもラモス瑠偉さんには気付かれたんですよ。偶然お店でお会いして。うちの嫁さんがファンなんですって話し掛けられて」
山根さん「ラモス瑠偉さんと同じ店ってのが気になりますね。六本木しゅう」
池森さん「六本木です。社長に連れて行ってもらったんじゃないかな」

その事務所の社長さんは今、私の2列前の真ん中の席にいらっしゃいます。オーラがすごい。

池森さん「今回は90年代の曲を中心にお送りします。93年。93年に生まれた人も30歳ですよ。今日は昭和なトークを」
山根さん「昭和じゃねえ(笑)」
池森さん「昭和に生まれた方々がわかるトークを」

客席を見回して、多くいるのは昭和生まれの方だと判断した池森さん。失礼じゃないかと山根さんからツッコミが入った。今日は客席いじりもあるんだ……!

続いて、ドラマの主題歌だった曲たちを演奏するそうだ。

さすがにラップはなかった。ステージの背景が2色のライトに照らされた。いつもと比べて控えめだが、そういう演出なしでいくものだと思っていたため少々驚いた。打ち込みっぽい音も聞こえて異質というかチャレンジャーだなと思ってしまった。

「素顔で笑っていたい」の歌い出しって、低いですね。って今更。池森さん、歌に感情を込めるのがうまくなりましたよね。いや何目線! しみじみ思ってしまったんだから仕方ない。

「もう泣かないで」は私の中では最近の曲ですが、発売からもうすぐ10年です。原曲よりもこのオーケストラバージョンを何度も聴きたいなと思わせる名アレンジ。

MC。「Memories」は「ネオ・ドラマ」の主題歌として使われ、「素顔で笑っていたい」は三浦友和さん主演ドラマ「小児病棟」の主題歌、「もう泣かないで」は「科捜研の女」の主題歌だったと説明した。
池森さん「『科捜研の女』も長いですよね。沢口靖子さん。デビューした頃、試写会に行ったら何列か前の席に沢口靖子さんが座ってたんですよ。後光が差してた」
山根さん「頭だけなんですよね、見えてるのは。後光って前から見た時に見えるんじゃないの」

池森さん曰く、後頭部だけでも後光が差していたそうです。「これが芸能人パワー」と思ったそうです。沢口さんとはその時しか会っていない、というか一方的に見ただけだそうです。

次が前半最後の曲。オーケストラのコンサートは前半と後半に分かれていて、間に15分の休憩時間があると池森さんが説明してくれた。へぇ~……というか、オーケストラコンサートについて勉強してこなかった事を今悔やんだ。

話が一段落して次の曲に行く雰囲気となり、指揮者の西谷さんがオーケストラ側を向いた。
池森さん「これは」
一同「!!?」

まだ話し続いてた! 曲に行くんじゃなかったのかと笑い出す客席。そして背後にいる西谷さんの動きに気付いていなかった池森さんと山根さんは、皆がなぜ笑っているのかわかっていない様子。「これは」のイントネーションがおかしかったのかという事で納得した二人。違うけども。

池森さん「これはアルバム『pray』の曲ですかって聞こうとしたんだけど」
『pray』の曲ですか。「Call your name」だろうか。それは私の好きな曲か。「Tears on Earth」はオーケストラアレンジで聴いてみたいけど、今日はやらないだろうな。一体何をやるんだ。

『pray』じゃねえ(笑)。『ROAD CRUISIN'』ですね。『pray』『UTOPIA』『ROAD CRUISIN'』でDEEN's AOR三部作だから、ほぼ正解ですね。

この曲をやるとは思わなかった。だってこの曲は三人でやる曲だと思っていたから。どうしても、池森さんの隣にある空間に、目が行ってしまう。

“人は幸せになるために 生まれてきたはず”……別々の道を行く事があなたの幸せに繋がるのなら、受け入れないと。

葛藤しているうちに曲が終わった。二人になっても多くのサポートを受けて進んでゆく。決意の表れのようにも思えた。大きな拍手に包まれ、一旦ステージを後にする皆様。

休憩を素直に受け入れ、離席する方々。列の端に近い席だったので立ち上がって前を通りやすいようにした。……2004年は一緒にいたのに……。ステージに視線を戻したら涙があふれた。……三人だったのに……。心がボロボロだ。自分にも心があるのだと、こういう時だけ思う。

17時から17時15分まで休憩。17時10分にブザーが鳴った。そうか、開始5分前をしらせるブザーなのか。

後半

何か曲名があるのでしょうか!? 西谷さんの細かな指揮棒の動きが、またそれに合わせて抑揚を付けるオーケストラが、これが本来の姿かと今更思わせた。

『Ballads in Blue』でいうところの「Introduction」でしたか先ほどの曲は! そしてコンサートの紹介サイトにこの曲をやるって書いてあったので驚きが少なくて残念です。ネタバレはよろしくないんじゃないかな(何目線?)。発売から22年もたっているんだからDEENの定番曲に仲間入りをしたんだな、きっとそうだ。5年の間に成長したな。

今の時期にぴったりな曲。池森さん、歌うまいな(何目線?)。原曲では最後のコーラスと池森さんの英語の掛け合いが切なく美しい曲ですが、この日はオーケストラと池森さんの掛け合いで。CDと違ってフェードアウトしようがないので若干長めに歌われました。

池森さん「素晴らしい曲。この曲を作った人は誰でしょう」
山根さん「私ですね」
池森さん「天才です。天才肌です。出会った時から天才肌なんだろうと思ってました」
山根さん「それ言われるとちょっと違うなって思うんですよ。努力してないみたいじゃないですか」
池森さん「同じ事、長嶋さんも言ってた! “ワンちゃんは努力家で長嶋は天才だって言われるけど違う”って」


続いて演奏するのはゲームとアニメのテーマソングとのこと。

イントロの遠雷のようなギターの音色はそのままに、オーケストラアレンジ。

寝てないけど目が覚めるオーケストラの音圧。オーケストラ映えする曲ってこういう曲なんだろう。前方の座席で、全身でその振動を感じたかった。

歌い出しが、つまずいたようになった。どうした。そしてまた泣けてきた。この歌詞、もう田川さんの事を歌っているとしか思えない。

3曲が終わり、「テイルズ オブ」シリーズのテーマソングと、「名探偵コナン」のテーマソングでしたと説明した。そして、「君がいない夏」のAメロの入りがわからなくなったと謝る山根さん。池森さんの歌が突然始まったように聞こえたのはそのせいだった。
山根さん「映像を撮っていたなら“もう一回”って事になるんですが……オーケストラの皆様がいらっしゃるので……」
演奏を続行したとの事。


客席に起立を促す池森さん。「そろそろチーターしますか」と山根さん。
池森さん「ずっと座ってるとお尻も痛くなるでしょ」
山根さん「この年になってくると座ってるほうが楽になってきますよね」

そう言ってから、先ほど池森さんの昭和発言を失礼だと指摘したくせに、今度は自分が失礼な事を言ったと反省した。
池森さん「DEENのライブで座ったまま1曲目が始まるってめずらしいですからね」
立ち上がった客席を見て、池森さんが「LIVE JOYの雰囲気」と言ったような。

振り付けを思いきりやってもいいのか探り探りの1階席。2階席は初めての方が多いせいかアウェー感すらある。

「ひとりじゃない」で田川さん+HIDEさん+宮野さんが左右にステップを踏むのがお決まりだったが、HIDEさんが(ドラムなのでステップできないが)上半身を左右に動かしているのが見えて嬉しかった。そこから私は思いきり振り付けをやった。オーケストラの皆さん、ごめんなさい。今だけはLIVE JOY気分でいさせて。

場内を大いに盛り上げたあと、着席を促す。この2曲は説明を飛ばされたんじゃないでしょうか。


次の曲の説明へ。DEENがデビューする前のお話。山根さんは別のバンドのボーカル兼キーボードを担当していた。池森さんはソロデビューを目指していた。池森さんは当時札幌にいたが、山根さんは東京生まれのシティーボーイ。池森さんはプロデューサーからある曲を“試しでいいから歌ってみて”と言われ、「はい!」とすぐ引き受け、東京に出てきて一生懸命歌詞を覚えて歌った。
池森さん「“池森、お前の声で行くから”」
そして
池森さん「“ユーとユーでDEENね”」
山根さん「その事務所じゃないですけどね」

一同爆笑。つい癖で言ってしまった、今いろいろ話題になってるから……と急に気まずそうにする池森さん。「長戸さんはそんな事言いませんね」と。

当時はポケベルのCMソングに使われ、どのテレビ局でもこの曲が流れていたそうだ。デビュー曲にしてミリオンヒット達成。「奇跡って起こるもんなんですね」とも言ってましたね? 普通のバンドは下積みを経てデビューするものだがDEENは違った。それなのにこうして30年も続けられ、改めて感謝するメンバー。という流れだったと思います。


次が最後の1曲とのこと。

本編最後に持ってきたか。というかアンコールあるのか今日。

歌い終えると盛大な拍手に包まれ、お辞儀をする二人。(この時何か話したっけ?) メンバーを見送る。拍手は鳴りやまず、すぐに二人が戻ってきた。

アンコール

池森さん「アンコールということで」
オーケストラの皆様を待たせるわけにはいかないけども、戻ってくるのが早すぎる(笑)。

次の曲を紹介。今回の企画の話をいただいた時、池森さんは「この曲をやりたいな」と最初に思ったそう。

思いっきり冬の曲来た! 私は「Chirstmas time」が真っ先に浮かびましたけども。それはさておき。照明が、あれは星々を表現しているのか、白い光が散りばめられている。いつものライブならミラーボールが下りてくるタイミングですね。(そんなにしょっちゅう出てきませんけども)

エンディングで客席にコーラスを求める池森さん。難易度高いわ!

歌い終えると深々と礼。メンバー二人が舞台袖へ去る。指揮者の西谷さんの指揮で、皆の拍手が手拍子に変わる。

また結構な早さで戻ってくるメンバー(笑)。ステージ中央に来て、手を繋ぎ、深々と礼をする二人。そのままの状態で池森さんが山根さんのほうを見て、何かしゃべっている? その様子がほほえましくて笑う皆。手を離し、池森さんがマイクなしで「歌に願いを ~SONG FOR YOU~」のラストサビを歌い上げる! 2時間以上聴いてきて、生の歌声に勝るものはないんじゃないかと思ってしまった。
山根さん「全音高めで歌いました(笑)」

どこで今日のコンサートの謝意を述べましたっけ。生歌の衝撃で諸々吹き飛びましたね。

西谷さんを二人の間に招き入れて手を繋ぎ、礼。割れんばかりの拍手が起きる。手を離し、池森さんが上手側に行き、客席に向かって両手を上下に大きく動かしている。“もっと大きな拍手を”というジェスチャーかと思ったら起立を促しているようだ。スタンディングオベーションというやつか! というか流れを勉強して来るんだった、マジで。

メンバーを見送り、サポートメンバーを見送り、指揮者の西谷さん、そしてオーケストラの方々が続いて退場。場内にアナウンスが流れ、終演を告げた。

混雑を避けようと足早に客席から出る人と、拍手を送り続ける人と。私はただ名残惜しくてステージを見つめた。やまない拍手の中、最後の一人になりちょっと慌てて鉄琴のお姉さんが去ろうとして、舞台袖に入る前にお辞儀をした。“ありがとう……DEENを支えてくれて、ありがとう”――素直にそう思えた。

18時27分終演。

つながらない記憶たち

相変わらずの自分の記憶力のなさにがっかりです。というわけで、恒例の、思い出した事をつらつら書くコーナー。

衣装の話。衣装がいつもよりフォーマルだと話す池森さん。二人とも黒いスーツ、なのか、遠くてよく見えない。襟に白いラインが入って見える。池森さんは銀色のスニーカーを履いている。(公演後にインスタなどに写真が投稿されたので衣装はそちらでチェック!)

リハーサルの話。リハーサルは前日一日のみだったそうだ。自分たちが初めてライブをやる時はずっと練習したというのに、プロは違うと話す池森さん。そりゃそうだと思わず笑う客席。ちなみに大阪公演のリハーサルは公演日当日だそうだ。今度は驚きの声が上がった。

池森さんはちょくちょく給水。「オーケストラの皆さんにはお水がないんですね」と山根さん。指揮者にはお水があるようで、その理由を「動くから」と推測したものの、「オーケストラの皆さんも楽器弾くのに動いてますよ」と言ってみたり。指揮者の西谷さんは暑いということをメンバーに伝えた。山根さんの足元には扇風機があり、指揮台の所にも置いてみてはと冗談を言った。格式のあるコンサートで風に吹かれるわけにはいかないかと一人納得していた。

「武道館ライブからガラッと変わってオーケストラコンサートです」みたいな話から、今年の武道館ライブに来た人に挙手を求めた。
池森さん「ほとんどの人が手を挙げてますね」
続いて、動くDEENを初めて見る方に挙手を求めた。思いのほか手が挙がった。
池森さん「今手を挙げた方、HIDEのファンクラブの人なんじゃないの(笑)」
山根さん「ミュージシャンでファンクラブがあるって結構な……。どんな手を使ったの(笑)」

HIDEさんは5年たってもいじられキャラだ。この時、客席を見回したら座席の8割は埋まっているように感じた。2階席からは1階後方が見えませんが。

DEENはデビューから休止することなく活動を続けてきた。聴いてくれるファンあってのことだと感謝する二人。毎年、作品を出してライブをするという流れを続けてきた。
山根さん「毎年アルバム出すんですからね。毎年出せるんですよ。よく“5年ぶりのオリジナルアルバム”とか言いますけど、5年間何してたんだって話ですよ」
みんな拍手!
山根さん「生みの苦しみってのがあるんですよね」
そんなフォローもちゃんとしていました。

山根さんが「チーターしますか」って言ったあとでしたっけ? 業界用語の話になって、池森さんが「スーシー」とか言い出した。いやそれ伸ばして言ってるだけですから(笑)。そして「一万円の事をツェーマンって言うんですよ」と池森さんが言った。指揮者の西谷さんにも通じる用語だった。(音楽業界でギャラの話をする時に隠語として使うらしい。管理人調べ)

「踊る!さんま御殿!!」に出演した池森さん。さんまさんにいじられ、踊るヒット賞までもらったと。「これまでインタビューで何回も話して来たはずなのに、どうしても“海馬”が出てこなかった。もっと蕎麦食べろって言われた。あのツッコミがなかったらおバカちゃんだよね」みたいな話をした。

これは確か最後の最後のトーク。
池森さん「今日ここにいる人たちはラッキーですよ。録音してると言っても、今日この音を聴けるのは、今日ここにいる人だけですからね。家に96kのホームシアターがあれば聴けますけど」
山根さん「あるわけないでしょ(笑)」

どこかの最後で「DEEN's all staffに拍手!」もありましたね。ライブ恒例の。手が痛くなるまで拍手するのが恒例です。

後記

後記って何を書いてましたっけ。まぁいいや。6年ぶりに書いたレポートですが、お変わりなくという感じで。これだけの年月があれば、音楽の勉強をしたり海馬を鍛えたりできたでしょうが、何をしてたかって言いますと、寂しさをまぎらわすためにポケモンを集めていました。これからはまた以前のように、DEENのデータを集めます。

コンサートが終わって客席を出た時に夕日が目にしみて、何度かまばたきしたあと、外の世界ってこんなに美しかったっけと思いました。