Power of Love
Arranged by DEEN
Recorded & Mixed by Shoichiro Inagaki
Power of Love (Cool-mix)
Remixed by DEEN & Team T.O.S
Memories (Live at Yokohama Arena 19991211)
Recorded by Takayuki Ichikawa
Mixed by Shoichiro Inagaki
タイアップ: 日本テレビ系「SPORTS MAX」のエンディングテーマソング
1999年のライブツアー「DEEN LIVE JOY-Break4」には、いろいろな面での答えがあったという。それは、音楽を続けられているのはファンに支えられ守られているからなんだということ。それは皆の愛であり、それを返す方法は音楽しかない。その思いからラブ & ピース
をテーマに曲を作った。【『CDでーた』2000年5月5日号(角川書店)、p.62】
一回聴いたらすぐ口ずさめるというのはDEENの一貫したテーマ
。【『CDでーた』2000年5月5日号(角川書店)、p.62】
シングルとして出すために作った曲ではなく、アルバムに向けていろいろと曲を作るなかで生まれた曲。この曲を作っていく過程で、シングルにふさわしい曲なんじゃないかとメンバーもスタッフも盛り上がった。"Power of Love" というのは仮タイトルだったが、最近は仮タイトルがそのまま本タイトルになることが多い。サビの歌詞(両手~唄いましょう)は最初からあり、振り付けまで見えていた。そこから全体の歌詞を考えていった。西暦も変わり、メンバーの中にもいろいろな変化があったということで、明るい詞の世界にした。【『CD HITS!』2000年5月号(学習研究社)、p.73】
2000年は「愛」をテーマに掲げて楽曲制作、アルバム制作に入った。その中で「Power of Love」ができた。今メンバーがやりたいことや言いたいことが凝縮されているということで、この曲をシングルで出すことにした。基本のグルーブは池森さんが好きなソウルミュージックだが、山根さんの西海岸的なサウンドや田川さんのAORの雰囲気も入っている。サビの歌詞は自然に出てきたもの。そこから愛の力
について考えて書いていった。【『J-ROCK magazine』2000年5月号(J-ROCK MAGAZINE)、pp.90-91】
池森さんが作ったモチーフから三人でメロディーを考えていった。その作業は一時間くらいでできた。シーケンサーからリズムだけを流し、田川さんがアコースティックギター、山根さんがピアノを弾き、池森さんが歌った。その雰囲気はそのままイントロに残っている。【会報『DEENIM』Vol.22(2000年発行)、p.4】
最初は少しレゲエチックにしようかと思っていた。アレンジの段階で少しファンキーな感じに軌道修正した。最初はイントロがあったが、サビの後半部分を曲の頭に持ってきて試しにみんなで歌ったところ、とても良かったのでこの形にした。【会報『DEENIM』Vol.23(2000年発行)、p.3】
ソリッドな質感やDEENなりのバンド感を出すことにこだわった。シンセベースも、ベーシストだけれど鍵盤も弾けるというミュージシャンに頼み、弾いてもらった。コーラスにはメンバーのほか、スタッフも参加した。【『CD HITS!』2000年5月号(学習研究社)、p.73】
クレジットには書かれていないが、遠山ムモンさんに一部エレキベースを弾いてもらった。【会報『DEENIM』Vol.23(2000年発行)、p.10】
ビデオクリップの出来に喜んだ池森さんが、映画のように最後にスタッフロールを流したいと言った。それからビデオクリップに携わったスタッフはもちろんのこと、いつもDEENに携わっているスタッフも全員、スタッフロールに載せることになった。【無料冊子『パーチャス!』2000年6月号、p.19】
DEENのライブに行ったことがない人やデビューした頃のイメージを持っている人は、「Power of Love」を聴いて意外に思うかもしれない。21世紀に向けて今年の活動でそのイメージの壁を壊し、自分たちがやっていることとイメージを同じにしたい、とメンバーは語っている。【無料冊子『パーチャス!』2000年6月号、p.19】
この頃から、自分たちの“今”の音を残す、というアプローチも加わってきたように思います。
(田川さん談)【『DEEN PERFECT SINGLES +』の新星堂版セルフライナーノーツ】
初台の教会ふうのホールでビデオクリップを撮影した。【2008年8月18日放送のbayfm「夜カフェdeen」137回目より】
メンバーみずからがリミックスした。【『CDでーた』2000年5月5日号(角川書店)、p.62】
今回のアレンジは完璧に個人的趣味と言っても過言ではないでしょう
と池森さんは話している。別ミックスとしてリアルタイムなアレンジを残しておくと後々おもしろいのではないか、という思いもあった。【会報『DEENIM』Vol.22(2000年発行)、p.5】
Live version(ライブ音源)をCDに収録するのは初めて。
横浜アリーナでのライブを何かで残しておきたかった。「Memories」はライブで最も盛り上がる曲でもあるので、そこに戻れる瞬間を作りたいという思いもあった。【『J-ROCK magazine』2000年5月号(J-ROCK MAGAZINE)、p.91】